キング・オブ・カシミアの異名をもつルシアン ペラフィネ（lucien pellat-finet）から、アップサイクルなエコカシミアを使用したサスティナブルラインが登場した。
エコカシミアとはカシミアの糸を紡績する際に廃棄されていた細かい繊維を集め、手作業で選別したカシミアと新毛のヴァージンカシミアを配合したもの。
ブランドスタート時から「命を奪うことなく手に入れられる天然の最高の素材」とカシミアにこだわる理由を説明してきたルシアン ペラフィネは、上質なものは代々受け継がれていくというサスティナブルな商品背景と、CO2を削減することによって環境保護につながるというポリシーのもと、今回のプロジェクトをスタートさせた。
エコカシミア使用のアイテムは2021年春夏コレクションのテーマである「キューバ」のロゴが胸に入ったプルオーバー、ブルゾン、ショーツがラインアップ。オールドハバナの町並みにみられるカラフルで優しいパステルカラー（クリームイエロー、ペールピンク、ミントグリーン、スカイブルー）を使用し、カリブ海をイメージしたスプラッシュプリント(水しぶき)が施されている。
同ラインは伊勢丹新宿店、東京ミッドタウン店をはじめとしたルシアン ペラフィネ直営店、公式オンラインブティックで販売がスタートしている。
今シーズンの新しいモチーフとしてキューバ革命を起こした「チェ・ゲバラ」、「1950年代のヴィンテージカー」や「COCOTAXI」、カクテルの「キューバ・リブレ」、国技「ベースボール」国鳥「トコロロ」など、キューバを代表とする様々なモチーフが登場。ポジティブな陽気さが、今の時代へのルシアン ペラフィネらしいメッセージとして発信されている。
また秋に向けて、2019年秋冬シーズンに発表されたパリの老舗高級レザーブランド、モラビトとのコラボのバッグとスモールレザーグッズの第2弾が予定されている。