群馬よみうり「タウンぐんま」 に院長のコラムが掲載されました。
歯医者さんのコラム50
「歯はモース硬度7なのにどうして虫歯になるのか?」
化学好きの甥っ子がふと疑問を投げかけてきました。中2で歯磨きもママと話すのも面倒くさいお年頃。そんな甥っ子が毎日歯磨きをしながら、ふと浮かんだ疑問なんだと思います。モース硬度7は水晶と同じ硬さで人体の中で最も硬い組織です。歯の一番表面を覆う組織、エナメル質がそれにあたります。ちなみに鉄のモース硬度は4ですから、いかにエナメル質が硬いかがわかります。
しかし、その硬いエナメル質も虫歯菌の出す酸には弱く、酸に触れると溶かされてしまうため、毎日の歯磨きで汚れを除去し、酸にさらされる時間を減らすことが大切なのです。
おいしいものがあふれる現代。歯の健康を維持するためには、色々な誘惑に勝たなくちゃいけないのか…と思ってしまいますが、歯磨きさえきちんとしていたら、虫歯菌からの危機は回避できます。なので皆さん、食べたらとにかく歯磨きしましょうね。
甥っ子くん、面白い話をありがとう!!
あい歯科クリニック
院長 根岸千恵