群馬よみうり｢ビバ！アミーゴ｣9月20日号に院長のコラムが掲載されました。
歯医者さんのコラム15
「おトイレより汚い!?」
そう聞いて「えー、何!?」って思いますよね。今日は歯ブラシのお話です。ある調査によれば、3週間使用した歯ブラシには、およそ100万個もの細菌が付いているそうです。これはトイレの水のおよそ80倍！こうした細菌が虫歯や歯周病はもちろん、口臭の原因につながると考えられています。
歯ブラシは毎日使い、乾燥する間がないまままた使う繰り返しです。そりゃ細菌の温床になるよね、と思ってはいても替えるタイミングを逃し、いつ替えたか忘れてしまっている方も多いのではないのでしょうか。細菌だらけの歯ブラシで磨いていることを想像したらなんだか気持ち悪いなあ、と思いますよね。
そこで、使用した歯ブラシは定期的に消毒するのがオススメです。重曹水に浸ける、ミルトン（哺乳瓶の消毒液）を利用する、歯ブラシ除菌器を使うなど、自分に取り入れやすい方法で消毒すると良いと思います。ちなみに、熱湯で消毒することは歯ブラシの耐久性から考えてオススメできません。
古くなった歯ブラシは不潔になりやすく、また汚れを落とす力が低下しています。月に一度は歯ブラシ交換をして清潔なお口環境を目指してくださいね。くれぐれもおトイレより汚い歯ブラシで磨いている、なんてことがないように。
あい歯科クリニック院長 根岸千恵