群馬よみうり「ビバ!アミーゴ」5月19日号に院長のコラムが掲載されました。
歯医者さんのコラム1
「先生、たくあん食べるかい?」
そう言って差し入れを届けてくださったのは、世間ではご老人と言われる80才を過ぎた患者さんでした。いつも元気で明るくて「共働きの息子家族の食事づくりが私の毎日の仕事なんだよ」とスクーターを飛ばして買物に行く姿はどう見ても60代です。
「あの方はどうしてあんなにお元気なんだろう?」と改めて考えてみると「私はね、この年になっても何でもおいしく食べられるんだよ」と話してくれたのを思い出しました。80才を過ぎても全てご自分の歯がそろっています。ある日も、小さな銀歯が一つ外れただけなのに「大変だよ。銀歯がとれちゃったら、ご飯が全然おいしくないんだよ!」とあわてて飛んできました。
人が元気でいられるために最も大切な「食」。自分の歯でも入れ歯でも「きちんとかめる」事が元気の源なのかもしれないなと最近つくづく思います。
クリニックの最高齢の患者さんのおばあちゃま(96才)も上下入れ歯ですがお元気で「何でもおいしく食べられる」とおっしゃっています。
「自分にあった歯できちんとかめるって大切なんだな」と改めてお二人に気づかされた今日この頃でした…。
あい歯科クリニック院長 根岸千恵